病気の説明

ひきこもり

「ひきこもり」とは:「仕事や学校にゆかず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヵ月以上続けて自宅にひきこもっている」状態とされています。時々は買物などで外出することがある場合も「ひこきこもり」に含まれます。

「ひきこもり」では次のような症状があります

  • 不安・対人的緊張・自信欠乏・意欲低下・抑うつ気分を感じる
  • 不得意な状況を避ける
  • 自律神経関係の症状(腹痛、嘔気、下痢、動悸、息苦しさなど)やホルモン関係の症状(生理不順、勃起障害など)がある
  • 人に会いたがらない
  • 家族ともほとんど話をしなくなった
  • 着替えや入浴が極端に少なくなった

ひきこもっている時の気持ち

  • 今、自分にかなえられていない「人と心を通じ合うこと」への強い憧れを感じる
  • 一人前の社会人になれないことへの苦しみと焦りがある
  • 人に会ったり、人と話すのがこわい

「ひきこもり」のきっかけと原因

  • 自分では分からない
  • 何か挫折感のもとになった体験や、心的外傷となる体験が引き金となっている
  • 周囲とうまくいかないことが続いて「ひきこもり」になってしまった

経過

  • ひきこもりが長く続くと「他の人と接触しないこと」「対人接触の喪失」が更に心理的・社会的悪循環をもたらし、長期化させてしまう。
  • 心のやまいが原因となっている場合、病気が重症化・慢性化していく

家族の受診

「ひきこもり」の実態は多彩で、ひとりひとり違うと言っても良い位です。「ひきこもり」への援助では、多様性に応じた対応が大切になります。本人の受診は困難なことがほとんどです。

「ひきこもる家族への対応に悩む」ときにはまずご家族自身が精神科専門医を受診することで道がひらけるかもしれません。

治療

治療は「ひきこもり」の原因によって、カウンセリングなどの心理療法から薬物治療まで、いろいろな治療が考えられます。周囲の人の働きかけが、うまくいくこともありますが、治療に失敗すると、かえって長期化させたり、うつ症状を重症化させたりすることにもなります。専門医の意見を求める方が良いでしょう。

[ひきこもり]について考える時には次のポイントが大切です

  • 一つの原因で「ひきこもり」が生じるのではない
  • 「ひきこもり」は単一の病気ではない
  • 心理的要因以外、さまざまな要因(精神病や軽度の知的障害、学習障害、高機能広汎性障害などの生物学的要因、社会環境的要因)の関与についても考えてみる必要がある
  • 家族の対応の仕方も型にはまったものではなく多様で、見直しがときどき必要になる
  • 家族以外の周囲からの無理解、周囲との摩擦が、関係していることもある
  • 「ひきこもり」自体がストレスとなって、長引くことがある

ひきこもりでお悩みならどうぞお気軽にご相談下さい。
075-341-5148

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